君と私は紡ぐ
金の調べと銀の営み
草は根を張り花はこぼれる
光の粒のきらめく風に
音は響いて
戯れる
今回は牡牛座、2ハウス、金星というテーマで書いてみます。
牡牛座の人でわたしが真っ先に思い浮かべるのは、オードリー・ヘップバーンです。
おっとりとした優雅さと品の良さ、深いまなざし。やさしさと意志。美しさ。
彼女ほど牡牛座らしさを表現している人は他に思いつきません。
風薫るこの季節にふさわしい「余裕」を感じさせます。
寒い季節を超えて暖かさが増す時期ですが、
まだ暑くてたまらない程ではない、ほっと一息つける季節。
この時期に生まれた人もまたそんな雰囲気をまとっている、そんなイメージです。
牡牛座は粘り強いです。
俊敏に動き回るイメージはありませんが、一度動き出せば最後まで動きを止めずゆっくりと確実に目的地に到達します。
それは植物の根が成長する様に似ています。
その成長は目で見て分かるものではありませんが、いつのまにか硬いアスファルトを突き破っていたりするほどの底力を持っています。
この止まることのない粘り強さは牡牛座の特徴のひとつです。
牡牛座は地のエレメントの不動サインです。ゆえに「頑固」などとも言われます。
しかしそれは「一度決めたら諦めない」ということです。
地のエレメントは「実体」を表すので、実際的にコツコツと積み上げていくのです。
牡牛座は「建築家」である、とも言われます。(比喩的な意味です)
牡牛座はコツコツ建設し、それを維持するサインです。
そしてあくまでも自分軸で動きます。
「自分らしくあること」を大切にするのですね。
昭和の政治家、田中角栄さんは太陽が牡牛座、月は水瓶座で、
「コンピューター搭載ブルドーザー」という異名があったそうです。
コンピューター=水瓶座
ブルドーザー=牡牛座
ブルドーザー、、って!(思わず膝を叩く)
コンピューターもだけど!(再び膝を叩く→2発目は痛い)
一度目的を定めたら持続力を発揮してで推し進めるのが牡牛座の太陽なら、革新的発想や緻密な計算は水瓶座の月の欲求の範疇です。
角栄さんは確かに頭脳的で実行力のある方でした。
それを言った人が占星術を知っていたかどうかは分かりませんが、まさに言いえて妙です。
牡牛座はしばしば「欲張り」「食いしん坊」「快楽主義」などとも言われていますが、
それは「実体」を旨とする牡牛座の意味付けのほんの1部なのであって、単なるイメージのひとつです。
実際の牡牛座の人がみなそんな感じかと言うとそれは違います。
牡牛座のルーラーは金星で天秤座と同じですが、
天秤座がリレーションシップや精神的な方面での美意識寄りなのに対して、牡牛座は「体感覚的な」美意識、、
手触りの良さとか、美しい色、美味、音楽、芳香などの五感に関する方面、
つまり手で触れることができる美意識を表現していると言えるでしょう。
精神論よりも実態のある心地よさ、それが牡牛座の美意識なのです。
そんな牡牛座のナチュラルハウスは2ハウスです。
牡牛座は「実体」なので、所有と財産の部屋とも言われています。
そこから敷衍して自己価値の領域でもあります。
別の角度から見ると、
牡羊座(1ハウス)で自他の区別がなかった魂は、牡牛座で「身体」という器に入ります。
魂は身体を獲得した代わりに視界を失います。
今まで自分と自分以外のものを区別することはなかったのですが、
これからは「個」であるために「外の世界」を認識していかなくてはなりません。
認識するための手段は「五感」です。
目で見て、手で触って、耳で聞いて、舌で味わって、鼻で匂いをかいで、という風に、
牡牛座(2ハウス)は「身体感覚」の領域なのです。
今まで自他の区別がなかった魂が身体という器を得たことで、身体感覚を通して外界を認識し始めるのですね。
五感を通すと「快・不快」が生まれます。
快・不快はとてもシンプルな基準です。
生まれたばかりの赤ちゃんは快・不快の感覚しかありません。
伝達手段も「泣く」というごくシンプルなものです。
「不快」を放っておくのは身の危険に繋がります。
「快」はその反対で、自分を生かすことに繋がります。
不快が分かれば快が分かる。
快い、ということは良きものであり、美しいことなのです。
そしてその二元性こそが地球の地球たる所以であるのだと思います。
最後に
ティル先生は牡牛座の行動スタイルは「ありのまま、あるべき姿を建設し維持する」ことであると言っています。
同じことをオードリー・ヘップバーンも言っていて、とても納得なのでご紹介します。
昨年の5月に牡牛座入りした天王星は一旦逆行して牡羊座に戻っていましたが、
今はまた牡牛座に入って来ました。
これから暫くは逆行しても牡羊座になることはありません。
牡牛座的な領域で、天王星的な何かが起こる予感?
それは多分コンピューター搭載ブルドーザー、、
じゃないと思います。笑
天王星は2025年の6月までは確実に牡牛座にいるので、
その間にアンチエイジング美容の方面で革新的な技術ができて、
革新的に低価格化したらいいな~と思っています。
いや、充分あり得ると思いません?
次回は太陽牡牛座のマッキーこと槇原敬之さん~。
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