水瓶座、天王星、11ハウス


いつもホロスコープ図ばっかりでそっけないので、少し前に描いた絵を貼ってみました。

一昨年、新潟県の瓢湖に白鳥を見に行きたかったのですが、鳥インフルで立ち入り禁止ということで諦めたんですね。
これは白鳥へのオマージュなのですが、なぜか水瓶もあるし、、
ちょうど今の時期です。
白鳥達はまたやって来てくれたんだろうか、、
それでは、

さあ、頑張ってやってみよう。



水瓶座というと、どんなイメージでしょうか。
水瓶座は風のエレメントの不動サインです。

無機的でちょっと変わった人とか、天才肌とか、そんなイメージが一般的かもしれません。

太陽水瓶座の政治家、鳩山由紀夫さんや元プロ野球選手の新庄剛さんは、「宇宙人」というあだ名が付いていましたし、きゃりーぱみゅぱみゅさんはインベーダーになって「おっしゃ!Let’s世界征服ダ♪」と歌っていました。(ちなみにきゃりーさんに曲を提供していた中田ヤスタカさんも太陽水瓶座)

私が個人的に知っているある男性は、大学時代に「宇宙人みたいだ」と言われていたそうです。


水瓶座宇宙人説。。。


というのは冗談ですが、共通して

非常に個性を重んじる(自他ともに)
賢こそうで無機的な雰囲気
型にはまらない、掴み所がない
意外と頑固で強気
束縛を嫌い、自由を愛する
でもかなり人好きでフレンドリーでもある


そんなイメージがあるでしょうか。

ある種の人達から見れば、理解しがたい、、でも自立していてちょっと魅力的な、、

、、宇宙人

という表現は、当たらずといえど遠からず、と言ったところでしょうか。
(いやいや、彼らはれっきとした地球人ですよ!?)


ある占星家は「水瓶座はヤンキーである」と言っていました。
つまり、権威や慣習よりも自分達の気持ちや目の前の仲間を大事にすると。

ヤンキーというとちょっと逸脱行動も連想されるので、まあ、
人道的かつ個性的という事をおっしゃりたかったんだと思います。

個性的であるためには,使い古しの概念の外に出なくてはならないので、目立つとか風変わりとか言われてしまう事も増えるのかもしません。


先程の「きゃりー&中田」の水瓶座コンビの数々のヒット曲は、そういったコンセプトをよく表しているなあ、と思います。


♪常識を変えたら驚きが日常に♪ (にんじゃりバンバン)
♪同じ空がどう見えるのかはその人次第だから♪ (つけまつける)
♪誰かのルールに縛られたくはないの♪ (ファッションモンスター)



等々、とっても水瓶座っぽいと思います。
中田ヤスタカ氏は「パフューム」にも曲を提供していますが、きゃりーの方がより主張的な作品が多いような気がします。
同じ水瓶座の血が騒いだのかもしれませんね。

体制には流されない、何か確固とした意志のようなものを水瓶座からは感じます。


小泉今日子(キョンキョン)さんはアイドル時代、あるイベントに出演した時、ひとりのお客さんに「ブス、帰れ!」と罵倒され、カチンときて
「こっちだって好きで来てんじゃねーよ!仕事なんだよ!」と言い返したそうです。(テレビかラジオの対談でそう話しているのを聞きました)


カッケェ!
やるじゃん!ヤベェ、、(ヤンキー風に)


今じゃ考えられないですね。
いろいろご意見はあると思いますが、私はあっぱれと思いましたよ。
何があっても負けてないのが水瓶座。
ときにそういう鼻っ柱も見せるのが水瓶座。。


当時は聖子ちゃんカットが大流行していましたが、それに終止符を打ったのも彼女。
猫も杓子も(私も)聖子ちゃんカットでした。
誰でも可愛く見える安心の聖子カット。。ホント流行ってました。
世間には、可愛いくなりたければ聖子ちゃんカット、みたいな暗黙の了解があったと思います。

彼女も例に漏れずにデビュー当時は聖子ちゃんカットでしたが、ある日突然刈り上げにしてしまったんですね。
それがとても鮮烈でカッコ良かった。
やっぱりヤンキーだぜ。


「(事務所の要望もあって)スイートで女の子らしい聖子ちゃんの真似をする自分に嫌気がさしていた」というような事を語っていた、と記憶しております。
その後、まるで呪縛が解けたように聖子ちゃんカット全盛の時代は終わりを告げ、刈り上げになって独自の個性を爆発させたキョンキョンは、その時から本格的に売れ始め、ある意味「特別な存在」になったのでした。


まさに
誰かのルールに縛られてたくはないの♪ ですよね。


既存のものを乗り越えて、新しい個性を表現していく。
とはいえ独りよがりではなく、万人に受け入れられる事をも望んでいる。
また、万人の個性も尊重する。


個性化と人道主義。

というのが水瓶座の共通した欲求、テーマだと思うのです。


さて、

水瓶座は黄道12星座の11番目のサインです。
ナチュラルハウスは11ハウス。
牡羊座から始まった人間体験の物語は10番目の山羊座で一応完成します。

「人生50年」と唄ったのは織田信長ですが、西洋の人も大体似たような感覚だったのかもしれません。
山羊座の支配星の土星の公転周期は役29.5年 。昔の人は2回土星が回って来る頃にはもう人生は終わりだったんですね。


しかし
水瓶座はその先を見つめています。(魚座はさらに先の集合意識を、、)
だから難しい。というか、新しい考え方や価値観が必要になってくる。
今は80代まで生きる人が増えました。


物事が完成したその先。


さあ、あなたならどうします? 

さらなる可能性?
さらなる自分らしさ?
さらなるテクノロジー?
さらなる価値観?
さらなる能力?
さらなる、、、、


人はそれを「進化」と呼ぶ。


水瓶座の支配星の天王星は公転周期は84年です。
自転軸は他の惑星と違って「横!」です。
なので、転がるように回転しながら太陽の周りを回っているんだそうです。

「ホントかよ」と言いたくなりますが、こんなところも個性的。
1781年にイギリスの天文学者ハーシェルによって発見されました。
望遠鏡が進化したことにより、見つかった天体です。
それは天文学と占星学にとっては衝撃的なできごとでした。

その辺のエピソードから、変革や激化、突発的な変化を表すとも言われています。


土星回帰(一周して生まれた時と同じ位置に戻ってくる)のことをサターンリターンと言いますが、天王星回帰ウラヌスリターンというのは聞いた事がありません。
そもそも昔の人は84才まで生きることは稀だった。
古典的な占星術には天王星は存在せず、代わりに土星を使っていました。


天王星という概念は比較的新しいものなんですね。


そして11ハウス。
前回のさんまさんの例では11ハウスが強調されていて、「愛を受け取る」というテーマがある、と申しました。
「個性化と人道主義」、「変革と激化」になんの関係があるのー?
と感じるかもしれませんね。


それは「ハウスの意味づけ」から来ています。
向き合ったハウスは、お互いの意味を補完し合うという構造を持っています。

1ハウス(自分、自意識) ←→ 7ハウス(相手、人間関係)
2ハウス(自己価値、自分の財産) ←→ 8ハウス(相手の価値、相手の財産)


このように進めていくと
5ハウス(創造性や愛の発信) ←→ 11ハウス(創造性や愛の受信)
となります。

5ハウスで「好きだー!」と叫んで、11ハウスで「ありがとう、嬉しい❤︎」と受け取る。
又は5ハウスで個人が「創造したもの」を11ハウスで皆(社会)で分かち合う。
こういうところから、仲間やグループなどを示すこともあります。

こういう解釈は心理占星術特有なのかもしませんが、私はこの解釈が気に入っています。


11ハウスは、仲間や友人などのグループ、愛を受け取る、愛されている事を確認することがテーマのハウス。
人道的とは、個人を大切にすることでもあります。



人生50年だった時代、人は「社会的に何かを得る」という土星(山羊座)的テーマで生きていました。社会的なもののために個人を犠牲にする事も多かった。
でも今は21世紀、平均寿命は80歳を超えています。

これからの私たちは、より個人的かつ人道的な天王星(水瓶座)的意識を身につけていく必要がありそうです。
奇しくも、スピリチュアルな世界では2000年からはアクエリアス(水瓶座)の時代と言われています。


時代は確実に進化しているんですね。



次回は、、
水瓶座の太陽と水星を持つ、
デヴィ夫人のホロスコープを読んでみようと思います。
出生時間は不明なのですが、夫人は劇的な出来事の記録があるので、もしかしたらアセンダントの特定ができるかもしれません。
無理だったらアスペクトのみのパーソナリティ分析になります。
が、なかなかパンチが効いた魅力の持ち主だと思います。

予定は未定で決定ではないので、どうなるか分からないけど、出来るだけ頑張ってみますのでお楽しみに〜。

予定変更したらごめんねー。







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