天秤座 7ハウス 金星

今年は台風の当たり年のようです。


みなさまご無事だったでしょうか。

まだまだ雨は続きそうですが、もうこれ以上何事も起こらないことを祈るのみです。


ここ数年で、日本晴れが続く穏やかな行楽の秋から低気圧で大荒れの秋に変わってしまったようで淋しく感じています。

そしていきなり寒くなる。


思わずユニクロのヒートテックインナーを引っ張り出してくる始末です。

風邪など引かないように注意しましょうね。



さて、またもや間が開いてしまいましたが、

天秤座です。




天秤座といえば、まず人間関係とリレーションシップです。

人との関わり、社交、親交、そして美意識と調和。


天秤座が始まる日は秋分の日です。

ここを境にして秋から冬に向かっていきます。

ちょうど牡羊座が春分の日から始まって、春と夏を経て「個人の成長」の始まりを示しているのに対し、


天秤座は秋分の日に始まって「個人の成長」から「社会的な成長」へと向かう出発点です。

実りの秋から蓄える冬に向かうのですね。



天秤座は社交的、と言われます。

天秤座の思考には必ず「相手」が存在します。

コミュニケーションは2人以上の人がいないととれません。

また「社会」というものも2人以上の人がいないと成立しません。

ここからが社会の始まりです。



複数の人の中で上手くやっていく



というのが天秤座のテーマのひとつです。

風のサインに属し、活動宮である天秤座は、人間関係においてリーダーシップを発揮しやすい傾向があります。

(俗に言う、人たらし適な面を発揮することも、、)



場の空気を自然に作り上げ、空気を読み、仲間はずれができないように気を配る。

天秤座を極めれば、沢山の人に囲まれ、慕われ、リーダーとして必要な人となるでしょう。



空気を読むのが上手いということは、自分の立ち居地もしっかりと確保できるということです。

天秤座は基本的には汚れ仕事や道化役を嫌う傾向があるように見えます。


あくまでもスタイリッシュに有能でありたい。

モタモタしたり、野暮ったく泥臭いのは嫌なのです。


自分の立ち居地が悪すぎると天秤座は凹みます。

「能力があり魅力的でありたい」という欲求があるからです。



周囲をよく見て調和を図ろうとする場合、自然に善悪の決め付けや自分の好き嫌いのゴリ押しはしなくなります。


天秤座のものの見方はとても公平です。

しかし当事者にしたらどうでしょうか。

「いったいどっちの味方なの?」

ということも起こるかもしれません。



天秤座は「仲介役」になることもありますが、「どっちつかずの優柔不断」という評価になってしまうこともあります。


どっちも良いし、どっちも仕方ないじゃないか。。

そうなってしまうと、「結局何をどうしたらいいのか」という方向の話にはなりにくいのです。

揉め事は解決せず、なんとなくなし崩しになってしまいます。



天秤座は風のサインなので、理性偏重になりがちです。

心情を無視して理屈だけを並べ立ててしまうと、かえって物事が決まらないばかりか、いつまでもモヤモヤが残ったまま、ということになってしまいかねません。



また、どちらからも納得を得ようとして平等に愛想を振り撒くこともありますが、

これはなんとか中間地点を見出してバランスをとろうとする動機から来るものです。


このようなとき、「悪者になりたくなくてどちらにもいい顔をしてずるい」

などと言われてしまうこともあるのかもしれません。

しかしそれは、誤解です。

あくまでも、最善のバランス地点を探しているのです。


ここには乙女座とまたは違うタイプの完ぺき主義があるのかもしれません。



天秤座には

相手をよく見て、その中に自分の姿を投影して見ることが必要なのかもしれません。


その中から「自分らしさ」を見つけ出し、優柔不断の罠に陥らないようにすること。

鏡に映すことではじめて自分の顔が分かるように、

相手という鏡に自分を投影して見ることで、まだ気付いていない自分の一面をを発見するのです。

それが天秤座のテーマであるリレーションシップには欠かせないことだと思うのです。


天秤座のテーマは美と調和でもあります。

しかし全体的な美と調和の中にも、しっかりと「自分」を存在させていないといけません。





天秤座のルーラーは金星です。


金星は牡牛座のルーラーでもありますが、天秤座のそれは牡牛座とは少し違います。

牡牛座はより物質的で、体感覚的に心地の良いもので自分の周りを固めたい、という質が目立っていたと思いますが、

天秤座ではそこに、ある種の精神性のようなものが加わります。

美しいもの、心地の良いもの、


プラス調和の取れたもの。


「調和」というのはとても高度な概念です。

どこかが突出したものや1点に集中したものというのは、ある意味とても楽なのです。

それを丸く治めて、どこから見ても善い感じにするのは難しい。

それには厳しい美意識や深い情緒の感覚が必要になります。


そしてそれこそ良い人間関係を構築する上でなくてはならないものなのです。




天秤座のナチュラルハウスは7ハウスです。


先ほども書きましたが、ホロスコープの下(北)半分はパーソナルな領域で、あくまでも個人の成長物語でした。


6ハウスで社会に向けて働き始めた魂は、人に役立つ技術を磨いて周囲に貢献することを学びました。


そして7ハウスでは人との関わりに目覚め、パートナーに出会います。

仕事のパートナーもあるでしょうし、人生のパートナーかもしれません。


7ハウスは結婚のハウスと呼ばれることもあります。


しかしこのハウスに星が無いからといって結婚できないわけではありません!

これは全くの誤解で、単純すぎる見方です。

いったい誰がそんなことを言い出したんでしょうか。



7ハウスは社会的なことに目を向ける始まりのハウス。


まずはリレーションシップ、相手との関わりという体験領域を示します。

相手というのは恋愛の相手とは限りません。



7ハウスのカスプはディセンダント(DSC)です。

アセンダントの対極にあるポイントで、

アセンダントを自分とするなら、ディセンダントは相手です。


このあたり天体が多かったり強調されている人は、概ね相手中心の思考や行動に寄りがちになる傾向があります。



また、職業分析では多くの人々との関わり、公衆にアピールすることなども示します。


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秋晴れの日々が待ち遠しい。。


早く天気が回復しますように!



























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